キックボクシングってヒジ打ちありなんですか?
っと驚かれる人が多いですね。
そうです、キックボクシングはルールにもよりますがヒジ打ちありです。
なので、試合では相手と近い間合いからヒジ打ちが繰り出され、アゴに当たれば脳震盪でダウンしますし、ヒタイやマブタやミケンのように骨と皮だけの箇所に入ればカットして(切れて)出血します。
現代のメディアではヒジ打ちでカットした流血姿を伝えるのは、印象が悪いのでなかなか報道されることがありませんね。
なので、K-1のイメージからか、キックボクシングはヒジなしと誤解されるのかもしれませんね。
そもそもキックボクシングの解釈には様々です。
主観的にはなりますが、大きくはムエタイか、K-1かという区切りになりそうです。
歴史的に考えるとムエタイは古式ムエタイからさかのぼると、16世紀後半から始まった400年近い歴史があり、パンチやキックに加え、ヒザ蹴り、ヒジ打ち、首相撲での攻防がある格闘技です。
一方、K-1はというと、1993年に日本で開催されパンチやキック、ヒザ蹴りを中心とした格闘技です。
アンディ・フグ選手やアーネスト・ホースト選手、ピーター・アーツ選手、佐竹雅昭選手は、この時代に鎬を削ったファイターですね。
以来20年以上各種メディアを賑わせて、幅広い世代にK-1という名前を覚えてもらってますね。
去年末の大晦日に1日限りの復活を遂げた魔娑斗選手と山本”KID”徳郁も、当時K-1を熱く盛り上げた立役者です。
※ Wikipediaより
K-1
さて、キックボクシングですが、日本ではK-1が始まる前は1960年代に活躍したキックの鬼でも知られる沢村忠選手が有名でした。
当時のキックボクシングは打倒ムエタイを掲げて、多くのムエタイ選手と日本人ファイターが戦っていました。当然ムエタイ選手との戦いなので、ルールもムエタイ寄りとなるヒジありでした。
※ Wikipediaより
沢村忠
このようにムエタイがヒジありでさほど驚かないのに対し、キックボクシングがヒジありだと意外に感じるのは、
世代やメディアの影響によるものかも知れませんね。
今もムエタイと同じヒジありルールを採用している興行団体があります。
代表的なところでは、NJKF(ニュージャパンキックボクシング連盟)、新日本キックボクシング協会、イノベーション(JAPAN KICK BOXING INNOVATION)、J-NETWORK、レベルスなどです。
そして、K-1と同じようにヒジなしルールを採用している興行団体もあります。
一昨年に日本での開催が復活したK-1はもちろんのこと、Krush、RISEなどです。
詳しい競技人口は分かりませんが、K-1ルールの興行団体のほうがメディアに対するアプローチが上手いように思えます。
なので、キックボクシングはヒジなしと思われる所以なのかもしれません。
ヒジなしかヒジありか、という括りではなく、選手の体型やスタイルに合わせて出場する興行を選べることが、いまのキックボクシング全体が盛り上がるいいきっかけになっています。
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