キックボクシングの階級と減量について

キックボクシングの階級と減量についてお話しします。

 

キックボクシングはボクシングと同様に、体重によって細かく階級が分かれている競技です。

ヘビー級 72.57 kg 以上 160 ポンド以上
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(元WBA・WBC・IBF世界ヘビー級王座 マイク・タイソン)

ミドル級 72.57 kg 以下 160~154ポンド
スーパーウェルター級 69.85 kg 以下 154~147ポンド
ウェルター級 66.68 kg 以下 147~140ポンド
スーパーライト級 63.50 kg 以下 140~135ポンド
ライト級 61.23 kg 以下 135~130ポンド
スーパーフェザー級 58.97 kg 以下 130~126ポンド
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(WBA世界スーパーフェザー級王者 内山高志)

フェザー級 57.15 kg 以下 126~122ポンド
スーパーバンタム級 55.34 kg 以下 122~118ポンド
バンタム級 53.52 kg 以下 118~115ポンド
スーパーフライ級 52.16 kg 以下 115~112ポンド
フライ級 50.80 kg 以下 112~108ポンド
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(IBF世界フライ級王者 アムナット・ルエンロン)

 

 

一番選手層が厚いのは国によって様々で、欧米選手は重量級が多く、逆にアジアの選手は軽量級が多いですね。
一方、日本は60㎏前後の選手が多いので、国内ではこの辺りがもっとも競争が激しい階級になります。

 

選手は試合が近づくと減量を開始します。
減量には2段階あって、1つはナチュラル体重の減量と、もう1つは階級のリミットに持っていく計量直前の減量です。

ナチュラル体重とは、 試合するときの体重のことです。
この減量は試合に向けて体脂肪を減らして身体を引き締めていくので、一般的なダイエットですね。
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このときは食事制限しません。

しっかりとした栄養管理のもと追い込みトレーニングやスパーリング、ロードワークに励めば十分体重は落ちていきます。逆に、食事制限をすると、栄養不足でトレーニングのパフォーマンスが落ち、集中力もなくなりケガのリスクも増すので、効率が悪いだけです。

食事制限によって摂取カロリーを減らすくらいなら、トレーニングによる消費カロリーを増やしたほうが、パフォーマンスも上がりますし、食事制限しないのでリバウンドもしません。

 

一方、計量直前の減量は、計量後の増量を狙って階級のリミット体重まで一時的に落とします。
これが、いわゆる過酷な減量になります。

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試合の1週間ほど前から身体の疲労を抜くために練習量を減らしていくので、それに合わせて食事量も減らしていきます。
普段食事制限していなければ、これでおよそ2キロ近く体重が落ちます。

そして、計量前日から水抜きをして、リミット体重まで一気に落とします。
水抜きの方法としては、サウナスーツを着てひたすら走って汗を出したり、ストーブを焚いた部屋で汗を出したり、半身浴や岩盤浴で汗を出したりと、やり方は選手によって様々です。

 

メディアなどで過酷な減量が放送されるので、ボクサーは長い間キツい減量が続くイメージがありますが、このキツい減量は長くても1週間ほどです。

なので、食事量を減らしてトレーニングしたり、サウナスーツでロードワークするのは、パフォーマンスの低下を招くのでお勧めできません。また、過酷な減量が続くと、計量が終わって過食症になってリバウンドしてしまうので、できるだけ食事量を減らすのも避けたほうが懸命です。
試合のためのトレーニングなのか、減量のためのトレーニングなのか、しっかりと考えてトレーニングするべきでしょう。
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このようにして体重を落として、計量をパスしたあとは復活祭です♪
食事制限と水抜きでカラッカラになった身体に補給するので、このときほど水と食事の美味しさに感動することありませんよ。

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計量を終えて試合まで、2キロほど戻す選手もいれば、6キロ以上戻す強者選手もいます。
試合のときリング上で体格差があるときは、このようにナチュラル体重の差があるのかもしれませんね。

 

過酷な減量が付きまとうキックボクシングですが、間違った減量ではなく、健康的に減量できるよう正しく栄養管理しながらトレーニングに励んで、効率よく体重を減らしていきましょうね。

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